日本山岳耐久レース 2008 10.12

【体重重過ぎ】
前日に体重計に乗って驚いたのですが、いつもの5キロ増。
1週間前の山走も身体が重いなと思っていたのですが、このていたらくぶりには自分であきれました。
それでも当日もしっかりご飯を食べて、スタミナ切れのないように準備します。
しかし、5キロだとTJARの荷物並みの重量を背負って走るのと同じこと、練習も不足しているので、怪我のないように行くことを第一に心がけます。

【アドベンチャー・グリーンはいい!】
会場に着いて、うれしかったことは控え室が五日市会館になったこと。
アドベンチャー・グリーンの控え室は小さい部屋でしたが、結構スペースもあって体育館とは大違い。スタート直前までゆっくりすることができました。基本的に年上の方が多く、ゴールもゆっくりの方が多いようで、ゴール後も静かに眠ることができました。

【人多すぎ】
それにしてもすごい人数です。スタート地点は、身動きが取れない状態でスタートでした。これだけの人数が走るとなると、フィールドの破壊も相当なものになりそうです。山耐の出場をやめようかと考えているのはこの点です。自分で自分の遊び場を壊しているような感覚ですね。とはいっても長距離・夜間もあるレースは、この大会くらいですから、悩ましいところです。

【レース:第1関門まで】
いくら安全にといっても、レースなので少しは緊張感を持った速度で進みます。いつもより後方で山に入ったので、入山峠などで若干渋滞に合いましたが、第1関門までは余裕を持ってと思い、ここは休んでおけばいいやと思い、流れに任せます。ほどなくchinさんが後ろについたので、しばらく話をしながら進みます。生藤山のあたりでは、マカニさんやkurisukeさんを追い抜きました。このあたりからやっと人が少しまばらになってきました。
浅間峠は去年より10分程度の遅れで到着。女将さんの応援を受けます。休憩は取らずそのまま進みます。

【レース:第2関門まで】
第1関門を抜けると、いきなり人が少なくなります。笹尾根で、ハリ天狗さんを追い越しました。歩いていたので、まさかハリ天狗さんとは思わなかったのですが、どうも調子がよくなかったようです。上りは流れに乗り、下りでは追い越せたら追い越す作戦で進みました。三頭山の上りも無理しないペースで、休まないことだけを考えて上ります。それでも頂上あたりで少しお尻が攣りそうになりました。夜間走行の下りは、回数だけはこなしていることもあって、結構抜くことができるところです。皆さんヘッドとハンドのライトを使っていますが、ガスがなければヘッドで十分のような気がします。明るすぎると地面の凹凸がわからなくなるのと、手が使えなくなるのが怖いので、私はハンドは持ちません。ヘッドライトに強力ビームも付いていますが、下りでたまに使うくらいで、ほとんどは普通の明るさにして走っています。
第2関門は、第1関門までとほぼ同じ時間かかって到着。ポカリ500ccをその場で一気飲みして、ボトルに500ccをもらい、ここも休まず進みます。

【レース:第3関門まで】
さすがにここまでくると、練習不足もあって足のスタミナが切れてきました。御前山の頂上までは頑張りましたが、大ダワの下りに少し手こずり、大ダワから大岳山の上りまでの走れる区間では、なんとか歩かず走るのがやっとでペースが落ちました。胃の調子が悪くなって、ジェルを飲むと気持ちが悪くなります。大岳の山頂でジェルの補給をして、あとはなんとかゴールまでもつかなと思ったのですが、もちませんでした。第3関門では再び女将さんの応援を受けて出発します。

【レース:ゴールまで】
第3関門で、9時間半。頑張れば、10時間台に入れるかと思ったのですが、足のほうはなんとか走ってはいるが、スピードは出ていない状態。サブ11は難しいなと思いながらなんとか粘ります。サブ11を目指す選手たちに追い抜かれるとき、数人に「頑張って10時間台で行きましょう」と言われるものの、かなり厳しい状態。日の出山の頂上で、最後のジェル補給をする予定でしたが、胃の調子が悪く何も食べたくない状態のまま、金比羅尾根に突入。きっと太った分の脂肪が使えるはずと思いがんばったものの、あと5キロくらいでガス欠となり歩きが入り始めます。それでもなんとか耐えてゴールまでと思ったのですが、身体がまったく動かなくなり、あえなく休憩。吐きたくなるのを我慢してジェル補給。なんとか復活してゴールにたどり着きました。身体のほうは終始余裕を持ってで走ったせいか(それしかスピードが出なかっただけですが)ダメージは少なかったようです。それにしても「とりあえず完走しました」みたいなゴールになってしまいました。やはり出る以上はきちんと目標を持って走らないと、不完全燃焼になりますね。来年、出るかは微妙ですが、「大会に出る以上は目標を持とう」という教訓にはなりました。

photo by harimane

【メモ】
補給:グリコーゲンリキッド 7個
ライト:ルシード
シューズ:TEVA X-1コントロール
ソックス:スマートウール・ライトクッション
リュック:グレゴリー・ルーファス
水:ハイドレ1.8L+ボトル600ml 補給第2関門 ポカリ500ml(その場で飲む) 水500ml
               長尾峠前の水場500ml 御岳神社水場 一口 ハイドレ300ml程余る

結果:11時間8分31秒
1CP:3時間21分52秒
2CP:6時間43分15秒
3CP:9時間31分24秒

出場13回目11回の完走