2012年8月18日 滝の上温泉−乳頭山−秋田駒ケ岳 往復

【コース】
滝の上(たきのうえ)温泉休憩所→乳頭山(烏帽子岳)→笊森山→湯森山→焼森→横岳→男岳→男女(女目)岳(おなめだけ)→硫黄鉱山跡→八合目山小屋→笹森山→湯森山→笊森山→千沼ヶ原(せんしょうがはら)→平ケ倉(たいがくら)山方面→千沼ヶ原登山口(熱処理所)→滝の上温泉休憩所
◆コースタイム:約16時間

葛根田川上流にある滝の上温泉休憩所に車をおいて、往復ランに挑戦。当日は30℃以上の気温で、かなり暑く感じる。
滝の上温泉休憩所から烏帽子岳登山口(近くに2つある)から出発

白い煙は地面から出ている。


最初はそこそこの斜面をひたすら登る。原生林。

モリアオガエルの生息地。白沼を経由して登っていく。
この日は暑いから分からないが、火山地帯で、地面もいつも暖かいらしい。駒ケ岳、八幡平、岩手山地域は、そんなところばっかり。

乳頭山より乳頭温泉が有名だが、乳頭山は秋田側の呼び名で岩手側では烏帽子岳

でも見る限り、岩手側から登っても、烏帽子というより乳頭山のほうがいいかも。もしかすると昔はもっと烏帽子の方にとんがっていたのかもしれない。現在、山頂南側は岩に亀裂が入って立入禁止となっている。

乳頭山ピークを踏んでから、すこし戻って、笊森山方面(標識は千沼ヶ原方面)へ進む。

次の標識で、千沼ヶ原ではなく、笊森山方面へ。

笊森山のピークを過ぎると、ぐっと展望が広がる。奥羽山脈の深淵部のひとつ。

稜線じゃない、平原?萌え〜。雲の中が駒ケ岳。

丸森山まで来ると、秋田側から登ってくる登山者と出会うことが多くなる。

さらに焼森(駒ケ岳)までの道は整備されておらず、草で道が見えない。

溶岩で真っ黒な焼森、さらに横岳、男岳を踏んで、阿弥陀池に降り、男女岳へ。


横岳と男岳の中間地点から、火口を望む。


男女岳は、頂上まで階段付きの観光仕様。なので、男女岳から阿弥陀池の風景。

ここまで約4時間。

暑くて冷たい水を求めて、8合目山小屋へ下る。


鉱山跡の道は旧道と呼ばれている。いきなり、裸の山肌。



八合目山小屋。バスあり。水場あり。売店もあって、コーラも購入(200円)

ここから、笹森山へ。ピークを踏んでから、丸森山→笊森山と戻り、乳頭方面には行かず、千沼ヶ原へ向かう。


プチ尾瀬的な千沼ヶ原は歩くだけでも価値あり。尾瀬みたいに混んでないしね。まさに秘境。

そこから平ヶ倉山、平ヶ倉沼方面へと向かう。
途中の尾根で、子熊に遭遇。相手が逃げてったけど、親熊がいないかを慎重に確かめながら、通過。

平ヶ倉沼が近づくと平ケ倉山登山口と熱処理所の分岐。滝の上へ近いのは熱処理所方面。

熱処理所に出ると、千沼ヶ原登山口の標識が立っていた。

そこから2km弱の道路を走って、終了。スタートから7時間20分。

このコースは教えたくないほど、すばらしい。湿原、火山、山の形、どれをとっても言うことなし。水場が少ないので、夏場は厳しいが、これは、岩手のベストコース候補になりそう。涼しくなったら、また行きたい。

後半は暑くて、頭が痛かった。終了後は、滝の上温泉の滝峡荘の温泉に入って終了。温泉というか山小屋ですね。シャワーなどもちろんなし。温泉で髪も体も洗うよ。