TTRおさらい

kadokichi012005-12-03


 木曜日くらいから週末の天気を見ていたら、寒気襲来、土曜日は晴れるが日曜日は崩れるとの予想。これは「土曜日、積雪前の雲取山へ最後のチャンス」と思い、金曜日に急遽行くことを決定。余っていたカーボショッツをリュックに詰め込んで用意しました。


 ルートはもちろん、棒ノ嶺から雲取山までのTTRおさらいコース。自宅の関係から青梅出発は無理なので、名栗のさわらびの湯から出発。雲取では日没が4時半くらいということだったので、酉谷小屋に12時半に着いたら雲取に向かうことにしました。だめなら適当なところで下山と無理のない計画としました。


 そして早速出発。天気は最高です。しかし棒ノ嶺の登りから足が重い。なぜかなと考えたら、木曜日のスイムのキック練習。かなり足と腰が疲労していることに気づきました。山の計画は考えていても自分の身体の調子を忘れていたという間抜けぶりですが、まあ、とりあえずいけるとこまで行こうと考え、足を進めます。棒ノ嶺から日向沢の峰までの急登はなんとか我慢して頑張ります。高度は上がりますが快晴で南向きの尾根は走っていればちょっと汗ばむくらいの暖かさです。棒ノ嶺の登りのとき、落ち葉で隠れていた沢に足を突っ込み、足がぬれていたのですが、それもこの暖かさで乾いてしまいました。


 日向沢からさらに進むうちに足は疲労がかなりたまってきました。天気はよいのですが、この季節ですからほとんど人にも会いません。気温も暖かいといっても立ち止まるとすぐに冷えてくるのであまり休めません。そんな不安もあって途中下山も考えながら走っていました。12時半リミットに設定した酉谷小屋到着は12時27分でした。うーん、確かに目的の時間はクリアしたけど、ちょっと降りるかどうか迷いました。でもまだエスケープルートはあるからと、自分に言い聞かせ先に進みます。夏にきて道を間違え、雲取まで行けなかったことも先に進もうと思った一因です。


 天祖山と長沢山の分岐は、前回、夏には、長沢山にちゃんと向かいながら、道に迷って、天祖山のルートに入り、日原に降りてしまったところ。今回は間違いなく長沢背稜への道を進みます。北向きの道に入るとうっすらと雪が残っていました。このあたりになると気温もかなり低くなっていて、雪も溶けていない状態です。長沢山、芋の木ドッケときて、なんとか雲取山頂まで行けるなと確信。TTRのときは倒木で進むのも大変だったところは整備されてちゃんと道が見えていました。その後若干下って大ダワに到着しました。

 
 大ダワからは、雲取の男坂は巻いて左の道へ。来年もTTRに出場したら、この巻き道を使います。そして雲取山荘へ。このあたりで2時半過ぎ。もう気温は明らかに氷点下。山頂近くで風も強く音がしています。服装は最初から、上は、長袖ランシャツ2枚重ね、下はタイツで、かなり寒くなっていましたが、山頂からはすぐ下るので、ちょっとの間我慢。大ダワから頂上のあたりでは、地面も霜柱で大きく浮き上がっていますが、もう完全に凍っていて、乗ってもびくともしません。そして3時ちょっとすぎに山頂到着。多分山荘泊まりであろう登山者が結構まだ登ってきていました。山頂からは富士山も見えて天気には一日恵まれました。