TTR開催に反対

なんとあのTTRが復活するようだ。それも距離が長くなって連休中に開催されるらしい。
RUNNETにも掲載されている。
前回のコースプラス2000m級の高所を加えて、100マイルレースとしているようだ。
すでに申込期間はたったの1週間。詳細もよくわからぬまま、申込期間が終了している。
私個人の意見として、この主催者の大会開催には、現状で一切反対する。
前回2007年の悲しいTTR事故での主催者の対応は、遺族の方々の出されているサイトにしっかりと出ている。
http://trailrunnerkaoru.dtiblog.com/
↓特にこのあたり
http://trailrunnerkaoru.dtiblog.com/blog-date-200708.html
事故が起こった際の事故報告書、遺族への最低限の対応もなされていないまま、現在に至っている。
今年の三浦半島縦断の大会でも、私有地の通行許可を取らず、過去のTTRでも、安全のための警察など各所への届出も怠っていたのは周知の事実。
今回の大会コースは2000m近いコース距離も長い。それもまだ上では雪も降る。悪天候になったら、コース上の山荘へ避難する選手も続出することも考えられる。しかし山荘などへ開催の報告はされているのだろうか? コース難度、距離などから、危険度は三浦半島の大会とは比べものにならないくらい高いはずだ。
大会での事故は自己責任ではあるものの、大会として行う以上は、安全、管理などを整えた上で行わなければ、大会ではなく、ただの走る集まりに過ぎない。
この主催者は根本的に社会的要素が欠落しているように思われる。そのために主催の大会では毎回問題が出てきているのだろう。
一番問題なのは、このような大会が開催されることで、トレイルラン=危険、無法者のようなイメージがついて、コースの所有者や警察などからの協力が得られなくなり、彼らの大会だけでなくトレイルラン全体の大会開催がどんどん困難になっていくことだ。
UTMFのように関係各所への承諾を取るために、エントリー延期、大会自体も延期にする真面目な主催者がある一方で、承諾すら得ないで、開催する主催者があるということを自覚して、大会参加も決定していかないと、自分たちの遊ぶフィールドをみずから狭めてしまうことになりかねないと思う。