TJAR 行動記録その2

kadokichi012008-09-09

写真:千丈沢乗越付近。湯川選手と。photo by rika
2日目(スゴ乗越キャンプ場〜上高地
◆キャンプ場スタート 8/11 3:15
今日は、なんとしても上高地に下りなければならないということで、長い一日が始まった。カロリーメイトを昨日買った牛乳で流し込んでスタートする。
服装上:昨日と同じ
服装下:短パン→薄手のジャージ
以上が山での服装デフォルト。
靴下も昨日と同じまま。ビブスもつけず、ジャージ姿なので、ほとんど一般の登山者と変わりない格好。リュックを見るとかろうじて番号が付いているだけ。

薬師岳 5:37
すっかり明るくなった頃に薬師岳に到着。目指す槍ヶ岳もずっと先に小さく見える。随分先だ。しかし天気は最高。心にも余裕ができて山を楽しめるような気もしてきた。薬師岳山荘はスルーして、太郎平小屋に急ぐ。

photo by yukawa
◆太郎平小屋 6:49
とりあえず今日の朝食を購入。炭酸飲料、カップラーメン、パン2個 フルーツ缶。太陽の下で気持ちよく食べるのは気持ちいい。トイレにより、水もしっかり補給して今日の長旅に備える。星野選手、岩瀬選手と前後しての行動が増える。
今日も太陽ががんがん照りつける。このあたりから黒部五郎小舎まで、ほとんど日陰がなく厳しい。上は半そでにアームカバー、下はジャージだが、手の甲と唇は日焼けがひどく、特に唇は、皮が火傷のように剥けてしまい、食べ物がしみるのに最後まで悩まされた。

◆黒部五郎小舎 11:20
黒部五郎からのカールに降りて、足を冷やしている岩瀬選手の真似をして、雪解け水で足を冷やした。水が冷たく10秒と入れていることができない。ついでに冷たい水を何杯か飲む。しかし水がどうも当たったらしく、次の日はお腹の調子がよくなかった。
黒部五郎小舎には、昼のちょうどよい時間に着いたが、ご飯がなくなっており仕方なく、うどんを食べる。ほかゼリー、コーラ。自分としてはご飯派なので、悲しかった。水を補給。少し後から来た湯川選手と合流し、三俣蓮華岳へと向かう。
三俣蓮華頂上からの巻き道も7月に来たときは雪渓を渡ってばかりだったが、雪はほとんど消えており、かなり歩きやすかった。筋肉痛が少し出始めており、2日目でこんなになって大丈夫なのか不安になる。しかしまだ足のほうは動いている。

◆双六小屋 14:15
ここに来て、やっと今日はじめてのご飯物にありつく。カレーとコーラを注文。2日目で少しコーラは食傷気味になってきた。水も補給して、今日ラストの上り、西鎌尾根へと足を進める。千丈沢乗越手前くらいで、レースで進行中、唯一となった雨に見舞われる。最初はWBを着たが、本降りになってきたので、急いでカッパを上下に着込む。しばらく行くとrikaさんと村越さんに遭遇。やせた尾根のすごいところで会ってしまった。応援を受けて写真を撮ってもらった後は、槍の肩まで登り続ける。ここでは岩瀬、星野、湯川、鈴木が一緒。皆かなり寒かったらしいが、自分は着込んでいたのでかなり暑かった。槍ヶ岳山荘でTNFの青木さんと再会し、皆はカップラーメンを食べていたが、自分は寒くもなかったので、ぬれた靴下を取り替える。休んでいる間に雨もほとんど上がり、後は上高地までひたすら下りが続く。青木さんに声援を受け、写真を撮られながらの出発となる。

槍ヶ岳山荘17:25
ここからの下りは長かった。走れないこともないが翌日の長いロードを考えると無理する区間でもなく、4人で集団で歩いていく。夜になり、単調な道が続くので皆かなり眠くなっているのがわかる。集団だと半分寝ていても進むことができるので、こういうときは便利だ。槍沢ロッジは暗くなっており、素通り。横尾で自販機のコーヒーを買って眠気を少しだけ覚ました。その後も黙々と歩き続け、上高地付近で前を一人で歩いていた須田選手に追いつく。一人で随分ふらふら進んでいる。夜一人でかなり眠くなりペースも落ちたようだ。最後は5人かたまって河童橋に到着した。

上高地 23:38