4/14 箱根50K 試走メモ

コースは、箱根湯本からスタートして、塔ノ峰、明星ヶ岳、明神ヶ岳、金時山三国山、海平と箱根の古期外輪山をぐるっと回っていく。この外輪山コースは、金時山の山頂付近のごろごろした火山岩部分を除くと樹木も少なく、笹薮や芝などで見通しが効くところが多く、非常に走りやすい(気持ちいい)ところ。走力のある人なら登りも下りもバンバン飛ばせるだろう。ハセツネなどの岩の多い急坂が何度も出てくるところとは違い、テクニックはまったく必要ない。それでも、外輪山を下りる海平までは、結構距離があるので、後半に向けて、足のスタミナを温存する必要がある。

白浜に下りると、湖畔のシングルトラックまたは林道が続く。湖尻あたりの観光街を抜けるまでは、10K程、ほとんど平地が続く。ここをきちっと走れるかどうかが、タイム短縮の上では重要なポイントだろう。ここまでは、山岳ランニングが強い人よりも、平地での脚力がある人の方が速いだろう。

そして最後に箱根の最高峰・神山まで900Mを一気に登って、強羅に抜ける。神山は新しい火山である。入りは緩やかな登り。その後は泥炭質で片足分くらいの狭い溝のような道もあり、追い越すのがむずかしいところもある。さらに山頂付近は、火山岩が多く、登りにくい。下りは、ガレていて、少し荒れ気味なので、スタミナが切れて、かつ下りの苦手な人には最後の難関になるだろう。最後の神山が標高的には一番きついので、ここまでいかにスタミナを温存してこれるかが、攻略の鍵になる。

などと、レポートっぽく書いてみた。

■感想ほか
・とにかく見渡しのよいところが多く、めっちゃ、気持ちいい。晴れてたし最高だ。
・風が強く、何回か振られてしまった
・ ランナーも結構走っていた。でも1周する人はいないようだ。
・ 練習だと思って、余裕をこいて、登りも走る。後で後悔するが…。
・ 荷物が重くて、腿に負担がきて、登りで足が攣り気味になる。
・ でもマカニさんと競うように走ったので、休めない。苦しい。景色も楽しむ余裕なし。
・ ちょっと、ペースがきつくて胃の調子が悪くなり、湖尻峠くらいから、まったく補給ができない。
・ 山伏峠のレストハウスの自販でコーラを補給。飲みすぎてかえって気持ち悪い
・ 白浜からは平地が続く。平地用の足が少し残っていたのか、ちょっと快適に走る
・ しかし、いつまでたっても向こう岸までいけず。疲れてくる。
深良水門にやっと到着。約1時間。足もスタミナ切れ。もう走りたくない
・ 帰りたいが、マカニさんは元気なので、頑張るしかない。
・ 湖尻から歩き始める
・ 神山の登り途中で、ついにガス欠になる。
・ 残っていたスキムミルクを無理やり全部飲んでしのぐ
・ マカニさんに置いていかれそうになる。しばし待ってもらう
・ 神山になんとか到着。パワーバーを半分無理やり食べる。あとは下りだ。
・ 少し元気も出てきた。下りは無理せず早足程度で下る
・ 岩が多くて下りにくいが、個人的にはこういうところが好きだ
・ なんとか早雲山駅に到着。ここから、最後道に迷う
・ 結局、地元の人に聞いて、なんとか強羅駅に到着する
・ 箱根はお腹一杯。本番はもういい。
・ 湯本で温泉が気持ちいい
・試走で10時間半、荷物の量や多少休憩も長かったので、本番の目標タイムは9時間台か。
・しかし、自分は5月GWに別の本番レースがあるので箱根はリハビリランとなりそう。

■本番でのチェックポイント
・前半、金時山までの登り基調では、抑え目にいくこと
・前半の登りはすべて歩くくらいの気持ちで
・湖畔に出るまでは、とにかく足のスタミナキープ
・平地と神山でしっかりスタミナを使い切る
・水とエネルギー補給をしっかり

◎参照:マカニ・トモさんのブログ
※オレンジ色のシャツを着てしばしば写っているのが私です
http://rundrink.exblog.jp/

ちなみに5月GWの今年のメインイベントとして、「川の道フットレース522キロ」に参加予定です。
仕事の都合さえつけばですが。
これまでの最長距離は萩往還の250キロ。果たして走れるのか…。

主催の館山会長に会ったとき、「足がこわれても走るように」と言われる。
まあ、確かに足がこわれますね。250キロですでにこわれましたから。
筋トレして、腿でも太くしておくか…。