あくびさんからの質問

kadokichi012005-08-25


Q:山耐で手元のライトはどのようなものがよいですか?

 
 まずライトの種類ですが、簡単に区別すると、LEDとフィラメント系(ハロゲン・クセノンなど)の2種類に分かれます。

 
 現在のライトの主流はLEDです。明るく電池の持ちがよく、電球が切れないという万能ライトですが、フィラメント系と較べると距離感がつかみにくく、雨やガスがかかると乱反射して、前が真っ白になり、まったく見えない状態が起こります。
フィラメント系は、いってみれば明るい豆電球ですね。雨や霧でも遠くまで見ることができ、距離感もつかみやすい光です。短所は、電池の持ちが短く、電球がたまにきれてしまうという欠点があります。


 最近はやりのオキシライド電池はフィラメント系には使ってはいけません。電圧が普通の電池より高いので、すぐに電球が切れてしまいます。必ず1.5Vのアルカリかリチウムを使ってください。LEDでオキシライドを使うと普通の電池より明るくなるだけで、切れることはありません。


 山耐での主流は、①多少暗くてもヘッドライトのみで走る、②ヘッドライトはLED、手持ちライトはフィラメント系の二刀流で明るくして走る、という2通りが主流です。手持ちだけで走る人は最近は少数派になってきました。


 ヘッドライトのみで走る場合はLEDとフィラメント系がついたコンプレックスのヘッドライトが便利です。晴れていれば、LEDを使い、雨ならフィラメントを使います。ペツルのミオ5とかデュオが有名です。


 ヘッドライトと手持ちのライトの二刀流の人は電池を共用できるようにすると、どちらかが使えなくなっても、電池を融通することもできて便利だと思います。ヘッドライトは単三が主流なので、手持ちライトも単三電池が使えるものにするとよいと思います。そうすると手持ちのライトはあまり大きなライトにはなりませんが、ヘッドライトも使っていれば、そのくらいで十分ではないでしょうか。ヘッドライトはLEDで手持ちはフィラメント系が便利だと思います。手持ちのライトで具体的な名前で思い浮かぶのは、マグライトですね。単三2本で、手で持っていても軽いです。


 どうしても明るくないとダメなら、大きなライトを持っていくしかないです。電池も重いです。


 私自身は、山耐ではLED強力1灯のペゼルミオXP(写真)を使う予定です。雨が降った場合は…考え中。


 どちらにしても、山耐では、予備の電池、電球の検査があるので、LEDならもう一つライトを持っていかないといけません。その点、フィラメント系のライトは大体本体に予備電球がくっついている機種が多いので、それを見せるだけでOKですね。